WordPress REST APIを活用して、今以上にWordPressサイトを機能的に、そして柔軟に管理する方法をご紹介します。ここでは、APIの基本であるエンドポイントの概念から、実際に記事を操作するための主要なエンドポイントまでをわかりやすく解説します。
エンドポイントとは?
エンドポイントは、APIを使用して特定のリソースやサービスにアクセスするためのURLです。これは、APIが提供する機能やデータへの「入口」のようなもので、WebサービスやAPIを利用する際、このエンドポイントを通じてデータの取得や操作を行います。エンドポイントのURLは、通常、基本となるドメイン、APIのバージョン、リソース名、そして具体的な操作を示すパスで構成されます。このエンドポイントを自由に扱えることができれば、wordpressを外部から操ったり、投稿がさらに簡単に管理できるようになります。
WordPress REST APIの主要なエンドポイント
WordPressサイト上での記事(投稿)の操作に関連するエンドポイントを紹介します。これらを使用するには、適切な認証が必要になります。
1. 投稿リストの取得 : GET /wp/v2/posts
サイト上の投稿リストを取得します。パラメータを使って、取得する投稿の範囲を絞り込むことが可能です。
2. 特定の投稿の取得 : GET /wp/v2/posts/{id}
指定されたIDの投稿の詳細情報を取得します。
3. 新しい投稿の作成 : POST /wp/v2/posts
新規投稿を作成します。内容、タイトル、カテゴリー、タグなどの情報を含める必要があります。
4. 投稿の更新 : POST /wp/v2/posts/{id}
指定された投稿を更新します。更新内容をリクエストボディに含めます。
5. 投稿の削除 : DELETE /wp/v2/posts/{id}
指定された投稿を削除します。完全削除のオプションも利用可能です。
6. カテゴリーリストの取得 : GET /wp/v2/categories
利用可能なカテゴリーのリストを取得します。
7. カテゴリーの追加 : POST /wp/v2/categories
新しいカテゴリーを作成します。
8. タグリストの取得 : GET /wp/v2/tags
利用可能なタグのリストを取得します。
9. タグの追加 : POST /wp/v2/tags
新しいタグを作成します。
10. メディアのアップロード : POST /wp/v2/media
投稿に添付するメディアファイルをアップロードします。
まとめ
WordPress REST APIのエンドポイントを利用することで、サイトの記事を柔軟に管理できるようになります。これらのエンドポイントを活用して、投稿の作成、更新、削除など、様々な操作をプログラム的に実行することが可能です。APIを最大限に活用するためには、各エンドポイントの詳細や利用可能なパラメータについて、公式のドキュメントを参照することをお勧めします。認証方法を適切に設定し、WordPressのパワーをフルに活用しましょう。
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