今回はサイトやページの順位の改善のためのいくつかの方法に関してご紹介いたします。分析を行うことで上手く行っていない箇所や課題を発見することができ、改善の糸口を掴むことができます。いずれの方法も最低限の手段ではありますが、やっているのとやっていないのでは、サイトに対する将来的な考え方が変わってきます。それではいくつかSEO改善のための手段をご紹介いたします。
サイトに流入するキーワードを調査する
googleが提供しているサーチコンソールでは、サイトに流入する自然検索のキーワードを見ることができます。またクリック数や表示回数、掲載順位なども確認することができます。ユーザーがどのようなキーワードで流入しているのか客観的に判断することが可能なので、実際のページと照らし合わせた時にキーワードとページの趣旨の整合性がしっかり取れているか判断することができます。
モバイルユーザビリティを意識したサイト構成にする
現在ではスマートフォンが普及し、どなたでも簡単にWEBにアクセスできる環境が整っています。スマートフォンベースでのユーザーエクスペリエンスを改善することが大切で、モバイルユーザビリティが正常に保たれていないと、せっかくサイトに来てくれたユーザーの直帰を招くことになります。そのためにはモバイルデザインの改善やページ構成の改善、ランディングページの改善など行うことで、サイト内の回遊性が増し、ユーザーにとって快適な体験を提供することができるようになるでしょう。
ドメインはSSL化する
WEBサイトでは、お客様の個人情報などの流失は必ず防がないといけません。そのために必要なのはセキュリティの向上として、ドメインのSSL化があります。HTTPSは暗号化通信を使用しているため、通信内容が傍受されたり改ざんされたりするのを防ぐことができます。特に、個人情報やクレジットカード情報などの重要な情報をやり取りするサイトでは、ドメインSSL化は必須のセキュリティ対策です。当然SSLされているサイトの方がお客様への信用力も高く、SEO向上にも期待することができるでしょう。
ツリー構造でサイトを作成する
サイトをクロールする検索エンジンなどのクローラーに対してサイトの構成を正確に伝えるには、サイト構成をツリー構造で作成することは大切です。またカテゴリやタグを適切に分け、流入したユーザーに対して、即座に目当てのページに行き来できるようにわかりやすくページを整理するためには必要な対策だと言えます。記事やページだけでなく、全体の構成を最初から意識してサイト構成を組んでいくことは、結果としてSEO対策としても好影響をもたらします。
サイトマップはきちんと送ってあるか
ページをいくら作っても、サイトの検索エンジンのクローラーが認識しない限りは、検索エンジンに記事が掲載されないので、きちんとサイトマップをサイト内に設置することは大切です。よくある手段としてはサーチコンソールなどのWebマスターツールにアクセスし、そこから送信する手段があります。一向に記事が表示されないなどでお困りの場合は一度確認してみることをお勧めします。
構造化マークアップの重要性
構造化マークアップは、検索エンジンのクローラーがウェブページのコンテンツを正確に理解し、適切にインデックスするのに役立ちます。構造化されたデータは、検索エンジンに情報を提供し、リッチな検索結果を表示するための基盤となります。このようなリッチな検索結果は、検索結果ページでの表示の改善や、ユーザーのクリック率向上につながることがあります。結果としてユーザーエクスペリエンス(UX)の向上にも繋がることで、構造化マークアップは、ユーザーがウェブページ上で必要な情報を見つけやすくするためにも重要です。そのためSEO対策を重視する今となっては、当然必要な対策の一つでしょう。
ページスピードは正常か
ページスピードは、検索エンジンがサイトのクオリティやユーザーエクスペリエンスを評価する際に重要な要素です。またページが速く読み込まれると、ユーザーはより良いエクスペリエンスを得ることができますので、ユーザーはサイトをより快適に閲覧でき、必要な情報に素早くアクセスすることができます。逆に、ページが遅い場合、ユーザーは待ち時間が長くなるため、サイトの離脱率が高まる可能性があります。しかしページスピードの改善には、少なからずWEBに関する知識が必要であり、技術を要する場合があります。(画像の最適化、ブラウザキャッシュ、CSSとJavaScriptの最適化、レスポンシブデザイン、不要なプラグインやスクリプトの削除など)
まとめ
ここで挙げたSEO対策やサイト改善に必要な手段は、あくまでも基本的なもので、他にも必要なSEO対策は多数存在します。今後も継続して更新していく予定ですのでWEBデザイナーの方やWEB担当者の方は是非チェックしてみてください!
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